愛媛県にある「大和屋別荘」の露天風呂付き客室「桜」についてご紹介します。
結論からいうと、
といった感じで、個人的に自信を持ってオススメできる高級温泉宿です。
特に、最高のおもてなしと完全部屋食制の料理、独り占めできる客室露天風呂が最高です!
この記事では、
などを細かく紹介しています。
愛媛への旅行プランや、四国の温泉宿、旅館選びの参考になれば嬉しいです。
近くに道後温泉本館や商店街などもあり、外湯巡りや観光にも便利な立地となっております。
よければお付き合いください。
プランや料金
今回は、四国でも有名な愛媛の温泉地「道後温泉」の旅館に泊まってみたいと思い、温泉付き客室の「桜」に楽天トラベルからの予約で1泊宿泊しました。
プランは、
伊予牛ステーキ付会食プラン
を選択。
夕食のメインを伊予牛ステーキに変更したプランです。
夕食と朝食付き、さらにチェックイン時にドリンクとお茶菓子が付いてきます。
他には、
などもあります。
これで、1人あたりの宿泊料金は57000円(税込)。
嫁と2人で114000円(税込)でした。
(夕食などのドリンク代、駐車料、入浴税は含めていません)
高級旅館のため、2食付きだとお値段は2人で10万を超えてきます。
伊予牛ステーキプランではなく食事をスタンダードなプランにすれば、もう少し価格を抑えることができますよ。
楽天トラベルを使用したので、基本の宿泊料金は前払いしています。
入湯税(ひとり150円)や駐車料、食事の際に注文したドリンクなどは、チェックアウト時に支払います。
もちろん支払いは各種クレジットカード使用可!
キャッシュレス決済派の方も安心して決済できます。
駐車場
駐車場を利用する際は、事前に予約が必要です。
公式ホームページのお問い合わせフォームから予約しました。
車でアクセスする場合は、忘れずに予約しておきましょう。
宿の前で係の方が待機しており、近くまで行くと誘導してくれます。
宿の前に車を停めると、係の方が車を移動させてくれて感動!
高級宿に来たんだなぁ…
と、ここで実感しました(笑)
駐車料は一泊1000円(税込)です。
ちなみに、周辺にも有料駐車場がありますので、安さを求めるのであれば他の駐車場を利用するのもアリ。
駐車場を探すのが手間なので、僕は快適さを重視して利用させていただきました。
チェックイン
車の移動を任せた後は、係の方が部屋まで案内してくれます。
部屋に入ると、その場でゆっくりとチェックイン。
部屋で手続きできる宿は本当にありがたい!
手続きしている間にドリンクとお茶菓子が提供されます。
ドリンクは、
のどちらか選択できます。
お茶菓子は、「西岡菓子舗」さんの「つるの子」でした。
マシュマロのようなお菓子で、中に卵の濃厚な風味が味わえるカスタードが入っています。
上品な甘さで、和菓子と洋菓子の中間のような不思議なお菓子です。
気になる方は、ぜひ、お土産に買ってみてください。
お菓子を頂きながら、館内と部屋の説明を聞いてチェックインは完了です。
施設
利用できる施設やサービスが多いので、分けて説明していきます。
当館(大和屋別荘)の大浴場
宿泊者は、旅館1階にある大浴場と湯上り処にあるセルフサービスのビール、アイスクリームが利用し放題です。
大浴場の温泉は、もちろん道後温泉の源泉を引いてます。
大浴場の利用時間は、
アメニティやタオル類は大浴場に全て備え付けていますので、手ぶらで気軽に利用できます。
アメニティは、
と、充実したラインナップ。
湯上がり処では、
これらが無料で食べ放題、飲み放題です!
まさに、いたせり尽せりのおもてなし。
心ゆくまで温泉を堪能してください。
当館(大和屋別荘)の館内
その他、大浴場以外の館内の様子をご紹介します。
ロビー
中庭を眺めながらくつろげるロビーです。
落ち着いた雰囲気でゆったりとした時間を過ごせます。
ラウンジ
ロビーから少し奥に行くと、ラウンジがあります。
今回は利用しませんでしたが、
として、利用できるそうです。
中庭
日本庭園の粋を追求した中庭です。
中から眺めるのもいいですが、中庭に出ることもできます。
大浴場の湯上がり処の近くから外に出られますよ!
中庭の一画にはパティオがあり、湯上りの夕涼みにもオススメです。
ちなみに、パティオでは喫煙も可能となっています。
姉妹館「大和屋本店」の大浴場
宿泊中は、歩いて数分の場所にある「大和屋本店」の大浴場も無料で利用できます。
利用時間は、
こちらも各種アメニティ、バスタオル類は備え付けであります。
着替えのみで気軽に入浴できるのがポイントです。
「大和屋本店」で利用できるサービス
大浴場を無料で利用できるだけでなく、「大和屋本店」内にある施設も利用可能です。
利用できるのは、
この2つです。
順番に紹介していきます。
みかん蛇口
「大和屋本店」ロビーの一画にあるみかん蛇口が無料で利用できます。
場所は、フロント向かい側。
階段があって目立つところにあるので、すぐ見つかると思います。
利用可能時間は、
愛媛の観光地などでよく見かけるみかん蛇口。
「愛媛県の蛇口からはみかんジュースが出る」
という、都市伝説からきているアトラクションです(笑)
これが無料で楽しめるのは嬉しいですね!
観光客はもちろん、お子様にもオススメです。
利用方法は、紙コップを取って蛇口を捻るだけ。
愛媛の美味しいみかんジュースを、ぜひ味わってみてください!
大和屋台
B1階にある大浴場入り口の手前には、大和屋台というものがあります。
ここでは、
が無料で利用可能です。
大人たちは日本酒、子供たちは駄菓子を楽しめる神サービスとなっています!
ノンアルコールの梅酒もありますので、お酒が飲めない方も安心。
利用時間はどちらも、
となっています。
紙コップを取って、お酒を楽しみましょう!
ゴミもここで捨てられます。
日本酒BARでは、
の3種類を飲み比べできます。
個人的に小富士の「辛口」が好み。
ノンアルコールの梅酒も、しっかり梅酒感があって美味しかったです。
駄菓子BARでは、
などがありました。
駄菓子をおつまみに日本酒を飲むのも楽しいですよ!
それぞれの楽しみ方で、大和屋のサービスを堪能してくださいね。
客室
それでは、今回宿泊した「スーペリア 桜」の客室について紹介していきます。
玄関
ロビーから風情のある雰囲気の廊下を歩いてすぐのところに「桜」のお部屋があります。
鍵は下駄をモチーフにしたオシャレなストラップ付き。
スリッパはここで脱ぎます。
右に行くと、風情ある「つくばい」。
ここで手を洗えるみたいなのですが、最初はイマイチ意図が理解できませんでした。
(後で理由が分かります)
その奥はトイレになっていました。
こちらは逆側の写真。
これだけでは何が何だか(笑)
右の襖は押入れで、布団などが入っていました。
左の木の扉の先は脱衣所と洗面所。
まっすぐ行った先の襖を開けると居間につながっています。
雰囲気作りのためか照明は少なめです。
居間
それでは、メインの居間を見ていきましょう。
8畳の広々とした和室。
畳の部屋って、めっちゃ落ち着くんですよね。
僕だけでしょうか(笑)
座椅子もオシャレ!
部屋にはエアコンの他にプラズマクラスター完備!
エアコンは外観を損なわないように木枠の中にありました。
テレビも外観重視のため、小さな襖の中に(笑)
掛け軸と生花も良い味出しています。
季節によって変わるそうです。
その横には、内線と香炉、メモ帳が入った箱があります。
テーブルの上には、テレビとエアコンのリモコン。
書籍も置いていました
行きたい所、やりたいことが多すぎて読む暇はありませんでした(泣)
そして、押入れ(クローゼット)の部分を紹介。
押入れの下には、館内着(浴衣)と外歩き用の浴衣が用意されています。
外湯巡りなどを想定して、外歩き用も準備してくれている点が高評価!
上着もあるので、肌寒くなってくる季節でも安心です。
押入れの中はこんな感じ。
左には小物入れと時計、消臭スプレー、ハンガー。
右にはハンガーラックスペースと金庫がありました。
金庫は、自分で暗証番号を設定するタイプで鍵はありません。
押入れの奥に作文?のようなものが貼られていました。
学がないので、これがなんなのか…(汗)
個人的には雰囲気も居心地も最高なのですが、ひとつだけ気になる点がありました。
それがここ。
まともに使えるコンセントがここしかありません。
一応、テーブルタップ(タコ足配線の拡張コンセント)はありました。
気になる方は、あらかじめ延長コードを持参するなどの対策をオススメします。
広縁(ひろえん)
和室と言ったら、やはり欲しくなる広縁です(笑)
しかも、ここから外(坪庭)にも出られます。
(後で紹介します)
イスに座るには専用の草履を履きます。
左側には鏡がありました。
コンセントもあるので、化粧や身だしなみチェックはここでできそうです。
とても静かで落ち着いた空間ですので、読書にピッタリ!
夜はここでひっそりと晩酌なんかも良さそうですね。
坪庭
広縁から、下駄を履いて庭に出ることができます。
この坪庭は1階の部屋限定の特権で、上の階の部屋に庭はありません。
10月後半でしたが、金木犀のいい香りがしていました。
左側は露天風呂と繋がっています。
右側はこんな感じ。
道後の一等地なのに、ここまで静かで落ち着いた雰囲気を出している点は、さすが高級宿!
木々の間から見える景色は都会感があるので、部屋から庭を眺める方が風情があって良いです。
トイレ
トイレは少し前に記載した通り、玄関の近くにあります。
小便器とウォシュレットトイレのふたつを完備!
個人的に小便器があるのはありがたい…(笑)
和室のイメージを崩さない造りで清潔感のあるトイレです。
ウォシュレットトイレはパナソニック。
ふたは自動開閉です!
トイレットペーパーも香り付きのお高いものが備え付けられていました。
で、ここで気づいたのが手洗い場がないこと(汗)
わざわざ洗面所まで行くには動線が悪すぎる…
そこで使用するのが玄関にあった「つくばい」です。
トイレを出てすぐのところにあるので、ストレスなく手を洗えます。
しかも、和風テイストのインテリアで見栄えも良し!
ここの造りにはとても感心しました。
洗面所・脱衣所
洗面所と脱衣所は一緒になっています。
洗面所の反対側には、タオルなどが掛けられるところもありました。
まずは、洗面所周りから見ていきましょう。
洗顔や歯磨き、化粧などはここでできそう。
なんと、ドライヤーはダイソン!
高級品が備品であるとドキドキします(笑)
洗顔も可能なハンドソープとアメニティ類。
小さな容器に、
が入っていて、持ち運びにも便利です。
メーカーはPOLAで統一されています。
こちらはその他のアメニティ。
安物感がなく、隙のない品揃えはさすがと言ったところです。
右の棚にはタオル類。
ここで脱衣して、服を入れておくと良さそうです。
洗面台にはイスとゴミ箱も完備!
入浴後はここでゆっくり髪の毛を乾かせます。
小さなスペースですが、無駄のない造りで特に不自由することはありませんでした。
客室風呂(内風呂・露天風呂)
ここが高級旅館のスゴいところ、価値を感じやすいところです。
風呂はなんと、内風呂と露天風呂の2本立て!
もちろん、お湯は源泉掛け流し。
こちらが内風呂。
内風呂は「高野槙」を使用しているそうです。
少し小さそうに見えますが、深さがあるので肩まで浸かれそう。
反対側のカランはこんな感じ。
高性能なシャワーヘッドが設置されているので、お湯の出方を3タイプから選べます。
アメニティは、洗面所のものを持ってきましょう。
そして、お待ちかねの露天風呂は扉を開けるとすぐそこです。
裸足のまま庭へ出て、思う存分露天風呂を味わってください!
ちなみに、熱い温泉が少しずつ流れてきているため、いつでも入ることができます。
到着してすぐ露天風呂を楽しむことができる点は嬉しいですね!
右側は庭へと繋がっています。
街中の観光地というのに驚きの静けさ。
ゆったりと道後の湯を楽しむことのできる至福の時間が確約されていますよ!
もちろん、お湯の温度も自分好みに調節することもできます。
このインターフォンみたいなボタンを押して、
左の木枠を取ると蛇口が出現(笑)
あとはお好みの温度になるよう調節するだけ。
夜になるとライトアップされて、昼間とは違う雰囲気に。
夜の露天風呂も乙な雰囲気でオススメです。
その他(冷蔵庫・ケトルやティーセットなど)
居間の襖の近くに、ポットやコップ、冷蔵庫などがある棚があります。
ここでお茶やコーヒーなどのドリンク類をセルフで淹れることができますよ。
一番上の棚にはコップと陶器。
おそらく観賞用かと思います。
その下にはタンブラーと電気ケトル、ドリップコーヒーと茶器類。
緑茶の茶葉が準備されているので数杯飲むことができます。
急須やコップもこだわっていますね!
一番下には冷蔵庫を完備。
冷蔵庫内のお水は無料です。
ちなみに、電気ケトルでお湯を沸かす時は、洗面所の水道水を利用してくださいとの事でした。
ドリンクはコーヒーから日本茶、ビールまで無料で飲めるため、いたせり尽せりですねぇ〜。
大浴場のレビュー
それでは、お待ちかねの大浴場について紹介していきます。
今回は宿泊している「大和屋別荘」と姉妹館の「大和屋本館」の大浴場が利用可能!
それぞれ入浴してきたので、ふたつに分けて紹介していきます。
このレビューは、男湯のみとなっておりますので悪しからず(汗)
毎度のことで申し訳ありませんが…
撮影許可をもらっていないためのため、大浴場関係の写真はありません(泣)
すみませんが、文章だけの説明になります。
お風呂の様子などは、こちらの大和屋さん公式ホームページをご覧ください。
大和屋別荘
https://yamatoyabesso.com/hotspring
大和屋本館
https://www.yamatoyahonten.com/bath
どちらも内湯と露天風呂があり、男湯、女湯の入れ替えはなし。
脱衣所にタオルが完備されています。
最低限の手荷物で入浴できるのが嬉しいですね!
ここからは、源泉についての情報や、各大浴場について詳しく紹介します。
温泉の成分について
源泉の概要は以下の通りです。
泉質 | 成分 | 効能 | |
大浴場 | アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉) | PH値9.1 | 神経痛 筋肉痛 関節痛 五十肩 運動麻痺 関節のこわばり うちみ くじき、 慢性消化器病 痔疾 冷え性 病後回復期 疲労回復 |
大和屋さん公式ホームページから引用しました。
大和屋別荘
https://yamatoyabesso.com/hotspring
大和屋本館
https://www.yamatoyahonten.com/bath
ちなみに、源泉は別荘と本館で若干違いがあります。
加水はされていませんが、源泉のままでは温度が低いので加温しています。
また、衛生管理のため、循環ろ過装置、塩素系薬剤を使用しています。
画像で見にくいと思いますが、大和屋別荘の温泉成分表も載せておきます。
参考にしてみてください。
大和屋別荘の大浴場
それでは、宿泊地の「大和屋別荘」の大浴場から紹介していきます。
大浴場は1階のロビー近くにあり、階段などの段差がないので安心して入浴できます。
施設の紹介をした時にも書きましたが、大浴場の手前には湯上がり処があり、
ここでビールやアイスクリームが無料でいただけます。
脱衣所
脱衣所は小さめで、4〜5人で窮屈に感じる広さです。
しかし、宿泊者しか利用しないので、この広さでも十分問題ありません。
実際、入浴した時の利用者は僕を含めて2名程度でした。
脱衣所にはカゴのみ設置されており、ロッカーはありません。
貴重品は持ち込まない方がいいですね。
部屋の鍵が心配な方は、フロントで預かってもらいましょう。
化粧台には、ローションや乳液などが完備されていました。
また、部屋にあったダイソンのドライヤーがここにも(笑)
もちろん、タオル類も大量に完備。
何回でも気兼ねなく入浴できるのが嬉しいですね!
大浴場
「大和屋別荘」の大浴場には、
の2種類のお風呂が楽しめます。
内風呂には御影石を使用しており、高級感のある雰囲気!
内風呂は定員6名ぐらいの広さ。
カランは5つあり、
とアメニティも充実しています。
露天風呂は庭園露天風呂で、和の雰囲気を存分に味わえます。
露天風呂は少し小さめで、定員4人ぐらいの広さでした。
ヌルヌル系ではなく、少しトロトロとした化粧水のような感じのお湯で気持ち良かったです。
どちらも同じお湯なので、泉質に関してはざっくりレビューで(笑)
こちら別荘の大浴場は比較的かなり空いているので、ゆっくりとお湯に浸かれるのが良いですね。
あとで紹介しますが、大和屋本館のお湯より、こっちの方が温度低めな感じで入りやすかったです。
大和屋本館の大浴場
続いて、姉妹館の「大和屋本館」の大浴場を紹介していきます。
大和屋本館の大浴場はB1階にありますので、エレベーターで降りましょう。
降りると、施設紹介の時に書いた湯上がり処「大和屋台」がお出迎え。
ここでは日本酒(ノンアルコールもあり)と駄菓子が無料でいただけます。
ただし、
に宿泊していることが条件ですのでお気をつけください。
その先に脱衣所の入り口があります。
余談ですが、本館の入り口に「足湯カフェ」もありました。
ワンドリンク制の有料になりますが、旅の思い出にいかがでしょうか?
脱衣所
こちら本館の大浴場は外部からの利用者も多いため、規模が大きい感じです。
脱衣所にはカゴとロッカーの2タイプがありました。
本館宿泊者はカゴタイプ、外部からの入浴者はロッカータイプと使い分けができます。
別で貴重品ロッカーもあり、安心して入浴できる環境が整っていますね。
広さも十分で着替えやすかったです。
入浴した時はそれなりに混んでいましたが、ストレスなく利用できました。
こちらも同じくタオル完備!
脱衣所にバスタオルが設置されているのは本当にありがたい…
化粧台にはローション、乳液などもしっかり置いていました。
ドライヤーは流石にダイソンではありませんでしたが(笑)
大浴場
「大和屋本館」の大浴場は、
の2種類のお風呂が楽しめます。
別荘の大浴場と種類は同じですが、広さは倍ぐらい違いました。
内湯には、大きな伊予大島石を設置。
浴槽の所々に岩があります。
男性にはこの無骨な感じがたまらんですね!
内湯はかなり広いので、混み合っていても多少なら気になりません。
しかも、露天風呂に続く通路によって2つに浴槽が分かれている特殊な造り。
片方は小さい浴槽ですが、人気がなかったので僕が貸切で利用させていただきました(笑)
カランも広さに比例して10か所あり、混んでいても洗い場には困りませんね。
アメニティは、
と、豊富な品揃え!
個人的に缶のシェービングスプレーが完備されていることに感動しました。
対して、露天風呂は小さめ。
浴槽の広さは3〜4人が限界といった感じでした。
檜風呂で趣きある雰囲気の造り。
やはり露天風呂は人気のため、ずっと満員でした(笑)
欲を言えば利用する人数も多いので、露天風呂はもう少し広めにしてほしいですね。
ちなみに、この本館のお湯は「道後温泉本館」と同じ引湯を使用しているそうです。
内湯と露天、両方入ってみましたが、お湯の温度は露天風呂の方が熱く感じました。
ちょっと熱いと感じたので、僕は別荘の大浴場の方が好みですねぇ。
混み具合的にも、別荘の方が気を使わずゆっくりできる印象でした。
今回の夕食
チェックインの時に指定した時間になると、中居さんが部屋に夕食を運んできてくれます。
夕食を部屋でいただけるのは、別荘宿泊者の特権ですね!
今回の献立はこんな感じ。
ちなみにこれは10月の献立です。
季節によって旬の食材をセレクトしてくれているのでしょう。
今回、ステーキプランを選択しているのでメインに伊予牛のステーキが組み込まれています。
ドリンクメニューもご紹介。
こちらは日本酒の限定ボトル。
ソフトドリンクとカクテル、焼酎類。
ビール、果実酒類。
地酒(日本酒)各種。
最後はワイン、シャンパン、ウイスキー類。
お酒の種類がめちゃくちゃ豊富!
ソフトドリンクメニューは最小限です。
別荘に宿泊する方の年齢層に合わせたラインナップなのでしょう。
本館はファミリー向けと、住み分けできていて良いと思います。
今回は、気になっていた道後の地ビールを注文!
お値段は、1100円(税込)。
ドリンク代は、まとめてチェックアウト時に精算します。
お洒落なグラスで気分も上がりますねー。
最初にビールの苦味がグッときますが、後味はスッキリ爽やか!
温泉地にピッタリの地ビールです。
日本酒と悩みましたが、こちらで正解でした。
それでは、ざっくりとしたレビューになりますが食事の紹介をしていきます。
食前酒・先付・八寸
手前には先付の「栗豆腐」と食前酒の梅酒。
奥が八寸の盛り合わせになっています。
まずは食前酒の梅酒から。
小さな梅が入ったお洒落な梅酒です。
スッキリとした味わいで美味い!
梅も柔らかく、美味しくいただきました。
ただ、お酒に強くない僕はこれで酔いそうでした(笑)
続いて先付の「栗豆腐」。
薄めの優しい味付けの出汁でいただきます。
お豆腐は、ほんのり栗の風味。
素材の味を楽しめる、料理長の粋な一品です。
最後は八寸。
をメインとした盛り合わせです。
順番に紹介していきます。
サーモン黄身寿司は、卵の黄身と思われる餡を生サーモンの切身で巻いたものです。
かなりクリーミーな味わいで、体験したことのない不思議な料理でした。
青唐辛子鯛の身射込揚は、青唐辛子の中に鯛の身のペーストを入れ込んで焼いたものです。
鯛の風味と青唐辛子がよく合う一品。
銀杏翡翠揚げは、素材の風味を生かした銀杏の素揚げです。
臭みがなく銀杏が苦手な僕でも食べられました。
他、写真左上のキノコはブナシメジ、赤いのはフルーツトマト。
写真上中央には、甘い栗きんとん(芋だったかも)
と、カボスの中を切り抜いて器にして魚の卵と思われるものを調理したペーストが入っていました。
写真右上には、たくわんにスモークチーズを巻きつけた見た目がお洒落な一品も。
なかなか面白い料理で、チーズがとてもクリーミー。
和食だけどワインに合いそうでした。
お椀
続いて運ばれてきた料理は、お椀の「穴子真丈」です。
具材は、
が入っていました。
ネギの切り方がもうお洒落…
ゆずの風味の効いた魚系出汁が美味い!
穴子はすり身にしたものが入っており、ふわふわの食感がたまりません…
こういった割烹は大好物ですので大歓迎です(笑)
お造り
ここで新鮮なお刺身が登場!
の3種盛りです。
しまアジの刺身は初めて食べました。
そして、この刺身醤油は当旅館特製ブレンドというこだわりっぷり!
しまアジ、タイは身が引き締まっていてプリプリ。
マグロは脂がのった大トロ!
一番の決め手は特製ブレンドの醤油!
意外にもあっさりした醤油で、刺身の良さをひき立たせていました。
この刺身醤油、販売してくれないかなぁ〜。
煮物
続いては、煮物の「鶏肉牛蒡巻き」。
具材は、
と、秋を感じる食材ですね。
にんじんは味が染みやすいように細く切られていました。
メインの鳥ごぼうはお肉がほろほろ、柔らかくしっかり味が染みています。
他の食材も味が染みて美味しかったですが、個人的になすが美味しかった!
お酒にも合う一品です。
焼物
今回のメイン料理「伊予牛のステーキ」です。
脂がのっている、愛媛のブランド牛を100g贅沢に使用しています。
ちなみに追加料金を払えば量を増やせます。(事前予約必須)
焼き加減がとにかく最高!
外はカリカリ、中レアでジューシー。
嫁も大絶賛でした(笑)
そして、これまた付属の玉ねぎソースは当旅館特製ソース!
塩と玉ねぎソースをお好みで付けていただきます。
付け合わせのパプリカ甘くて柔らかいし、アスパラやジャガイモも美味い。
もう、なんといっても玉ねぎソースがビックリするぐらい美味いんですよ…
塩でステーキを味わった後は、ぜひ、玉ねぎソースとわさびで食べてみることをオススメします。
酢物
メインの後は、さっぱりした酢の物。
画像では分かりにくいので、こちらに具材を載せておきます。
きゅうりは浅漬けになっています。
これまた、きゅうりの切り方がお洒落ですよね!
みょうがに隠れているのがメインの鱧。
鱧と大葉の相性が抜群!
一緒に食べないと後悔するほど美味しかったです。
鱧の食感はふわふわで、小骨など全くありませんでした。
(もしかしたらあったかもしれませんが気づかないレベルです)
酢の物だけど、お酢の風味が強くなくて食べやすいと感じました。
お酢が苦手な方でも、これなら食べられちゃうかも?
御食事・止椀
最後の料理はご飯、漬物と赤だし。
お茶も付いてきます。
漬物は、
の3種盛り。
特に珍しかったのが、赤色のらっきょう。
なんと、赤ワインで漬けているんだそうです。
アルコール感はなく、ほんのりワインの風味が感じられ、大人の味でした(笑)
赤だしの具は、
が入っています。
鯛のお頭が入った、高級感のある赤だしでビックリしました。
味噌の風味が濃厚で、鯛だしがよく効いていて美味しかったです。
お米は、「みま米」の新米を使用!
10月でしたので、運よく新米をいただけて良かったです。
初めて食べるお米の銘柄でしたが、ふっくらと炊き上がっていてお腹いっぱいでも美味しく食べられました(笑)
水菓子
食後のデザートは「レッドメロン」でした。
一般的なデザートだとゼリーやアイスなどが出てくる印象。
(個人の感想です)
しかし、メロンが出てくるあたり、さすが高級旅館です!
しかも大きいし、めちゃくちゃ甘〜い!
タネもなく食べやすいし、細かい配慮が素晴らしいです。
どの料理も魂のこもった一品ばかりで大満足。
ご馳走様でした!
朝食の内容
朝食も、ざっと紹介させていただきます。
(やはり食レポは慣れないので…)
夕食と同じく、前日に朝食の時間を中居さんに伝えておくと朝食時間前に確認の電話がかかってきます。
先に部屋の布団の片付けをしてくれた後、朝食が部屋に運ばれてくるといった流れです。
そうです、朝食も部屋食なんですよ!
別荘の特権ですので、ありがたく優雅な朝食を取らせていただきました。
今回の朝食はこちら。
夕食も豪華でしたが、朝食もこのボリューム(笑)
特にインパクトがあったのは、焼きシャケと卵焼き。
画像だとイマイチ伝わりにくいですが、卵焼きもかなり大きくてビックリしました!
朝から湯豆腐なんて贅沢ですね〜。
愛媛なので、定番のみかんジュースは欠かせません。
どれも美味しく、量も申し分ないので大満足でしたが、ひとつだけ気になったことが…
焼きシャケの味付けがまばら(汗)
どういうことかと言うと、部分的に塩辛いところと、味がついてないところで分かれていたんですね。
最初食べたところは、
ご飯に合ういい塩加減じゃん!
と思っていたら、後半急に味がなくなるという(笑)
だからと言ってそこまで問題はないことなので、とりあえずのご報告ということで。
トータルで見て、とても質の高い良い料理ばかりでした。
チェックアウト
チェックアウトは11:00になっています。
せっかくなので、時間ギリギリまで外出して道後の商店街を散策しました。
今回、朝風呂は朝食前に堪能していたので、食後の運動です(笑)
チェックアウト時に、
を支払います。
クレジットカード決済も出来ました。
VISAのタッチ決済も対応していたので、スムーズに支払いできて快適!
これ、キャッシュレス派の方々には嬉しいですよね?
(僕はめちゃくちゃありがたい…)
最近はタッチ決済可能の宿泊施設が増えてきて便利になりましたねぇ。
チェックアウト後、中居さんが支払いをしている間に車を表に出してくれました。
貨物車のMTなのに、さぞ運転しづらかったでしょう(汗)
最後の最後まで気持ちよく接客してくれて、とても楽しい旅行になりました。
大和屋別荘さん、本当にありがとうございました!
【おまけ】オフショット紹介
おまけとして、道後周辺を散歩した時に撮った写真や宿泊中の写真を紹介します。
夕食後の就寝準備
夕食の片付けをしてもらった後、その流れでお布団を敷いてくれます。
中居さんの手際の良さにビックリ!
しかも、ちゃんと敷布団にはマットレスを標準装備。
快適に寝ることができました。
こんな不安は捨ててしまいましょう(笑)
大和屋本館のロビー
歩いて数分のところにある「大和屋本館」。
ここの大浴場や大和屋台を利用するために訪れました。
初めてきましたが、めっちゃデカいし広い(笑)
さすが道後の老舗旅館ですね!
機会があれば、こちらも宿泊してみたいです。
道後温泉本館
夕食前の観光で訪れた道後温泉本館。
夕焼け空と建物が写真映えしますね!
今回、入浴はしてません。
少し前まで改修工事をしていましたが、訪れた時は営業を再開していました。
外国人観光客もたくさんいて、賑わっていましたよ!
リラックマの人形焼
2日目のチェックアウト前に観光した際に訪れたリラックマのショップ。
人形焼きが可愛かったので、つい買ってしまいました(笑)
記念に人形焼きと撮影。
はちみつをお好みでかけて食べられます。
結構美味しかったですよ。
他にも道後限定のグッズがたくさんあったので、旅の思い出にいかがでしょうか?
宿までのアクセス
大和屋別荘の概要
住所 | 〒790-0836 愛媛県松山市道後鷺谷町2−27 |
電話番号 | 089-931-7771 |
入浴税 | ひとり150円(宿泊代以外に別途必要) ※チェックアウト時に精算 |
受付時間など | チェックイン 15:00 チェックアウト 11:00 |
お風呂 | 客室風呂、大浴場あり ※男女入れ替えなし ※大和屋本館の大浴場も利用可能 |
駐車場 | 19台(駐車料1000円、事前予約必須) ※バイクも無料で駐輪可能(屋根付き、台数に制限あり) |
公式ホームページ | https://yamatoyabesso.com/ |
アクセス | 伊予鉄道 道後温泉駅から徒歩で約5分 JR松山駅からタクシーで約15分 松山自動車道 松山ICから車で約30分 |
大和屋別荘への道のり
まず、道後温泉本館を目指してください。
その後、県道187号線、白鷲坂を北に登っていきます。
「オールドイングランド 道後山の手ホテル」さんを目印に左折して細道に入ります。
ちょっと分かりにくいと思いますので、車で宿泊する方はゆっくり落ち着いて運転してくださいね。
細道に入ったら、突き当たりまでまっすぐ進めば到着です。
旅館入り口周辺に中居さんが待機してくれているので安心ですね。
案内に従って車を停めて、チェックインしましょう。
【まとめ】おもてなしの接客、付帯サービスが充実!道後観光や特別な日のお祝いにオススメの旅館です!
高級旅館ですので接客はもちろん、さまざまな付帯サービスがてんこ盛り!
一泊では消化しきれないレベルのサービスが付いてきます。
正直、何から楽しもうか、どう時間を使おうかと悩みました(笑)
どこを取っても最高レベルで、滞在中は何ひとつ不自由ありませんでしたし、大満足です!
温泉は最高だし、料理は美味いし、部屋は静かで快適、おまけに観光地へは徒歩数分。
道後観光の宿選びに、間違いなく選択肢の一つに入ってくるオススメの旅館です。
ネックなのは価格のみで、予算に余裕がある場合はぜひ検討してみてください!
まとめると、
- 道後の一等地にあり、観光に非常に便利な立地
- 立地の良さからは想像できないぐらい静かで落ち着いた宿
- 姉妹館の「大和屋本館」のサービスも利用可能
- 道後の湯が部屋で独り占め、しかも露天付きで楽しめる
- 周辺の浴場へ(外湯)に出かけやすい
- 現在では珍しい「中居さん」がお世話をしてくれる
- 夕食、朝食はどちらも部屋食
- 客室、温泉、料理、サービス、どれも最高レベルで満足すること間違いなし
- 駐車場は事前予約が必要
- 観光地ど真ん中に立地しているため駐車料金は別途必要
- 高級旅館のため高額の宿泊費になるので予算に余裕がないと泊まりづらい
- 送迎はないので旅館まで自力で行く必要がある
- 大浴場は男女浴槽入れ替えはなし
- やれることが多いので計画して楽しまないと時間が足りない
- 小さなお子様連れのファミリー向け宿ではないので注意
といった感じです。
初めて道後で高級旅館に宿泊しましたが、トータルで見て大満足でした!
道後温泉には、他にもたくさんの宿泊施設が並んでいます。
価格帯も様々ですので、予算に合わせて宿を検討してみてくださいね。
宿泊予約は、こちらからどうぞ。
以上、「大和屋別荘」の露天風呂付き客室「桜」の宿泊レビュー記事でした。
何か参考になれば幸いです。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。
ごきげんよう!