愛媛県にある「マーレ・グラッシア大三島」の日帰り温浴施設についてご紹介します。
結論から言うと、
といった感じで、しまなみ海道の観光やサイクリングに最適の日帰り温浴施設です。
天然温泉ではありませんが、四国でも珍しい海水温浴施設ということで紹介させていただきます。
この記事では、
などを細かく紹介しています。
愛媛への旅行プランや、温浴施設利用の参考になれば嬉しいです。
よければお付き合いください。
沖合約400mのキレイな海水を使用した「海水風呂(塩湯)」が魅力の日帰り温浴施設
「マーレ・グラッシア大三島」は、2001年に開業した愛媛県今治市大三島町にある複合型リラクゼーション施設です。
「海の恵み」を意味する造語であるマーレ・グラッシアという名前が示すように、この施設はタラソテラピー(海洋療法)の考え方を取り入れています。
海の恵みを活かした温浴施設として、心身のリラックスと活力向上を目的とした観光スポット!
ただし、冒頭でも紹介した通り天然温泉ではないので注意してください。
しまなみ海道の中間地点として、サイクリングやツーリング、観光などの休憩拠点として便利な位置にありますね。
この施設は日帰り温浴がメインですが、レストランや地元の特産品を販売している売店もあります。
オススメの理由は、
大三島の有名な観光地「大山祇神社」からも近く、観光ついでに利用しやすい立地にあります。
今回は、日帰り温浴をメインで利用しました。
ここからは、体験した施設紹介をしていきます。
駐車場
駐車場は、約60台停められる広々とした駐車場を完備!
もちろん、無料で利用できます。
広い駐車場で出入りも楽々です。
自転車やバイクが停められる屋根付き駐輪場も完備!
しまなみ海道ツーリングの締めに利用したので、バイク乗りとしては非常にありがたい!
夕方の混み合う時間帯でも、駐車場に困ることはありませんでした。
入浴料や利用可能時間
日帰り入浴の詳細をここにまとめておきます。
- 大人(中学生以上)520円
- 小人(3歳以上小学生以下)260円
- 高齢者(65歳以上)420円
※障がい者優待あり(障害者手帳の提示が必要)
※JAF・その他割引あり
10:00~20:00
※最終受付時間は19:30まで
施設内の券売機で入浴券を購入して、受付に渡すと入浴できます。
JAF会員割引を利用する方は、券売機を使わず直接受付で申し出てください。
支払いは現金のみですが、割引価格の料金適用になります。
備え付けのシャンプーやボディソープ類はありません。
必要な方は持参するか、別途購入しましょう。
タオル類は購入のみです。
貸しタオルはありませんので注意してください。
脱衣所
受付からまっすぐ進んでいくと、ベンチと足マッサージ機がずらり(笑)
途中に紙パック飲料の自販機もありました。
ちなみに、瓶のコーヒー牛乳などは売店で購入できますよ!
つきあたりまで行くと脱衣所です。
ここから先は撮影禁止なので、写真はありませんが悪しからず…
脱衣所は広々としており、多少の込み具合では問題ありませんでした。
ロッカーは通常の鍵付きロッカー。
コインロッカーだった名残がありましたが、小銭なしで開け閉めできます。
ロッカーも大、小別れていて、右に大ロッカー、左に小ロッカーがありました。
荷物多めのサイクリストたちにも優しい設計です!
化粧台自体は多いですが、備品はドライヤーのみで2つしかありませんでした。
混むとドライヤー争奪戦になりそうです(汗)
お風呂
浴槽は全部で6つあり、
と、サウナや水風呂も完備!
メインの海水風呂だけでなく、豊富な種類のお風呂を楽しめるのが良いですね。
今回、イベント風呂はラベンダー風呂でした。
個人的に、サウナがあるのが嬉しい…
露天風呂にしっかり外気浴用のイスもあるため、動線はバッチリです。
中でも、露天風呂にある展望風呂は最高の景色を堪能できますよ!
お湯の質
泉質
天然温泉施設ではないため、海水風呂について少し補足説明させていただきます。
「マーレ・グラッシア大三島」は海水を使用した海洋温浴施設です。
沖合約400mから取水したキレイな海水を使用した「海水風呂(塩湯)」が特徴で、タラソテラピー(海洋療法)の考え方を取り入れた複合型リラクゼーション施設となっています。
海水に含まれる、
などの成分が体内に吸収され、身体の自然なバランスを取り戻す効果が期待できます。
また、海水は保水効果が高く、殺菌作用や筋肉の弛緩作用があると言われており、海水に含まれる様々な微量元素が心と体を癒してくれます。
こちらのサイトを参考にさせていただきました。
http://jf-omishima.or.jp/publics/index/19
https://www.oideya.gr.jp/spot-c/maregracia/
入浴レビュー
では、実際に入浴してみましょう。
種類が多いので、分けて紹介していきます。
海水風呂
まずは内風呂の紹介からしていきます。
メイン浴槽の海水風呂です。
お湯の温度は39℃。
浴槽は一番大きく造られており、かなり広めです。
夕方の混み合う時間帯でも気になりませんでした。
天然温泉と違って、なんだか不思議な感じ(笑)
お湯はさらっとしていますが、海水だからか熱めに感じました。
でも、個人的に湯冷めにくい感じがして好き。
当然ですが、海水なのでしょっぱいです。
目に入ると痛いので気をつけましょう(笑)
あと、この海水風呂にはいくつか注意点があって、
この2点に気をつけましょう。
イベント風呂(ラベンダー風呂)
水風呂の隣にあるイベント風呂です。
一か月ごとに内容が変わるようです。
今回行った時は、ラベンダー風呂でした。
行くタイミングによって内容が違うため、お楽しみ要素として良いですね!
浴槽は奥に広い造りで、6人程度入れます。
41~42℃と周りの浴槽に比べて熱めです(笑)
思ったよりラベンダーの香りがして、匂いで癒されます。
ただし、油断して長湯しているとのぼせるので注意です(泣)
マッサージ風呂
薬草風呂の隣にあります。
マッサージ風呂は3か所で、手前は普通の浴槽っぽい感じでした。
というのも、今回混んでて利用できてないですよね(汗)
全身をジェットバスでマッサージできるらしいです。
一般的なスーパー銭湯のジェットバスをイメージしてもらえたらと…
詳しくレビューできず、申し訳ありません。
次に利用する機会があれば情報を更新します。
サウナ・水風呂・外気浴
続いて、サウナ関連について紹介します。
まず、サウナ室は2段構成。
少しこじんまりしたサウナで定員は10人程度(一段5人)です。
遠赤外線サウナで、室温は温度計目視で100度ぐらいでした。
テレビはありますが、チャンネルの変更はできないらしいです。
個人的に気になったのは、時間を計る時計がないこと。
代わりに砂時計がありましたが、何分の砂時計か書かれてなかったので時間が分かりにくかったです。
実際にサウナを利用した感じ、そこそこ暑いので数分で汗が吹き出ます。
水風呂がすぐ隣にあって動線はバツグン!
水風呂の冷たさも申し分ありませんでした。
露天風呂のところに外気浴用のイスが5つあり、しっかり「ととのう」ことができますよ。
今回訪れた時期が真冬だったので、外気浴は数分で撤退しました(汗)
展望風呂
ここからは、露天風呂の紹介をします。
露天風呂のメイン、展望風呂です。
温泉ではありませんが、ここからの眺めはまさに絶景!
海がすぐそばにあるので、最高のオーシャンビューを体験できます。
特に、夕方の夕日を見ながらの入浴は格別。
時間に余裕がある場合は、ぜひ狙って訪れてみてください。
ただし、少し欠点があり
という点に気をつけてください。
個人的には、このデメリットなんて気にならないぐらい素晴らしい浴槽でした!
歩行湯
露天風呂にある歩行湯です。
身長制限があるので、小さいお子様は注意してください。
温水プールのノリで歩行運動を行うことができます。
(もちろん遊泳は禁止)
足元には大きめの石が埋め込まれているので、足ツボを刺激しながら歩けます。
結構運動量があるし、水中のため体に負荷もかかりにくいので健康を気にする方にオススメです。
ジェットバス(露天風呂)
露天風呂にあるジェットバスです。
こちらは比較的空いていたので利用できました。
2種類のジェットバスがあり、
があります。
写真奥に寝湯タイプのジェットバスが2箇所ありました。
個人的に、座るタイプのジェットバスが腰、足をマッサージできてよかったです。
残念だったのは寝湯タイプのジェットバス。
水圧がバグっていて圧が強すぎる(笑)
他の方が利用していましたが、岩の仕切りを飛び越えて水飛沫が辺りに飛び散っていました…
あまりにも強すぎるので利用していません(汗)
ちゃんと水圧が安定した状態になっていたら次回利用してみたいです。
カラン
最後に洗い場のカランについて紹介します。
カランは全部で20箇所。
一部、故障箇所があり使用できませんでした。
ただ、数が多いので混んでいる時間帯でも待ち時間なしで利用できます。
注意点は、備え付けのアメニティがないことぐらい。
受付でも注意喚起してくれるので、必要な方は持参するか購入しましょう。
その他の施設紹介
温浴施設以外の施設もざっくりと紹介していきます。
マーレ・グラッシア大三島には、
などがあります。
順番に紹介していきます。
売店
こじんまりしている売店ですが、特産品やお菓子、ジュースまで幅広く品揃えしています。
地元産の鮮魚や柑橘などの産直コーナーもあり、お土産も購入できますよ。
また、瓶のコーヒー牛乳はここで購入できますのでお風呂上がりに一杯いかがでしょうか?
レストラン
売店から奥に進むとレストランがあります。
残念ながら夕方の時間帯だったので終了していました。
オーダーは食券式で、おそらく支払いは現金のみだと思います。(未確認です)
メニューは、やはり海鮮系が多いですね。
定番の定食メニューから麺類の提供と、それなりに充実しています。
個人的に気になったのはこれ。
真冬だけどかき氷(笑)
しまなみといえば島レモン!
機会があれば、一度食べてみたいですねぇ。
リラクゼーションルーム
大きな休憩所です。
イスとマッサージチェアがたくさん並んでいました。
ここからも海が見えるので、景色だけでも十分楽しめますよ。
ちなみに、ここから外に出てデッキを利用することもできます。
湯上がり後の火照った体をクールダウンするのに良いかもしれませんね。
真冬は利用する気になりませんが…(笑)
研修室
一般利用だと使用する機会はないかと思いますが、研修室もあります。
部屋は2つあって、
と、広さが選べます。
研修旅行とかに利用されるんですかね?
利用料金などは、直接施設に問い合わせすることをオススメします。
(公式サイトに金額の表記はありましたが、時間などの表記がありませんでした)
温泉までのアクセス
マーレ・グラッシア大三島の概要
住所 | 〒794-1304 愛媛県今治市大三島町宮浦5902 |
電話番号 | 0897-82-0100 |
営業時間(日帰り入浴) | 10:00~20:00 (19:30札止め) |
定休日 | 毎週水曜日(定休日) 及び2月第1火・水・木曜日(オーバーホール日) |
日帰り温泉入浴料 | 大人(中学生以上)520円 小人(3歳以上小学生以下)260円 高齢者(65歳以上)420円 ※障がい者優待あり(障害者手帳の提示が必要) ※JAF・その他割引あり |
お風呂 | 内風呂(海水風呂、イベント風呂、マッサージ風呂) 露天風呂(展望風呂、歩行湯、ジェットバス2種類) 水風呂 サウナ |
駐車場 | 無料 60台 ※屋根付き駐輪場あり |
アクセス | 大三島ICから車で約15分 JR今治駅からバスで約60分、大三島行き急行バスに乗り換えて「宮浦農協」下車、徒歩10分 |
公式ホームページ | http://jf-omishima.or.jp/publics/index/19/ |
マーレ・グラッシア大三島への道のり
車でアクセスした場合を想定して説明していきます。
まず、しまなみ海道「大三島IC」から大三島に降ります。
その後、道の駅「多々羅しまなみ公園」に向かって左折してまっすぐ進みます。
その後、今治市消防本部 北消防署 大三島分署を目印に左折します。
しばらく道なりに進み、大山祇神社を過ぎた辺りから県道51号線へ。
Aコープ 大三島店を目印にすぐ右折します。
一応、マーレ・グラッシア大三島の看板があるので分かりやすいかと思います。
ここから少し道が狭くなるので注意してください。
道なりに進むと最後に小さな分岐がありますが、伯方の塩の看板通り進んでください。
すぐ目の前に駐車場があるので分かりやすいかと思います。
少し進めば到着です!
【まとめ】種類豊富な浴槽に絶景露天風呂!価格以上の設備と自慢の海水風呂で心も体もポカポカ!
島の日帰り入浴施設だと思って油断していると、いい意味で期待を裏切られました。
個人的には露天風呂の展望風呂がお気に入り!
海水風呂も湯冷めしにくく最高でした。
しかも、コスパは良いしサウナ付き!
これだけ設備が整っていて、この金額設定はコスパいいですね。
大三島はしまなみ海道の中間あたりに位置しているため、休憩がてら入浴するにも最適です。
今回はレストランを利用しませんでしたが、次回は利用してみようと思います。
また、しまなみ海道でも貴重な日帰り入浴施設のため、末長く運営してほしいですね。
サイクリストの方々、バイクツーリングの方々、特にオススメです!
まとめると、
- トータル的にコスパの良い日帰り入浴施設
- 入浴施設では珍しいタラソテラピー(海洋療法)を取り入れた海水風呂がある
- 露天風呂の展望風呂からの眺めが最高!
- サウナ・水風呂からの外気浴の導線は良い
- 内風呂・露天風呂の種類が豊富
- 特産品やお土産が購入できる売店やレストランもある
- 天然温泉施設ではない(温泉はなし)
- 備え付けのアメニティはなし
- 貸しタオルはないので持参するか現地購入になる
といった感じです。
しまなみ海道は人気の観光スポットですので、観光のついでにひとっ風呂いかがでしょうか?
以上、マーレ・グラッシア大三島の日帰り入浴紹介記事でした。
何か参考になれば幸いです。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。
ごきげんよう!